AIに”座右の銘”をその場で作ってもらったら、額に入れたくなった話
昔、いとこの部屋には、座右の銘を書道で書いて額に入れたものが、ずっと飾ってありました。
子どもの頃はその意味もよく分からないまま、遊びに行くたびになんとなく眺めていただけでした。何度か意味を聞いた記憶があるけれどはっきりとは覚えていないです。
大人になった今でも、あの言葉がどんなものだったか、なぜか鮮明に覚えています。
言葉というのは、額に入れて毎日目にするだけで、こんなにも記憶に残るものなのかと、今さらながら感じています。でも今の時代、あんなふうに座右の銘を額に入れて飾る家は、ずいぶん少なくなった気がします。
そんな昔ながらの習慣を、AIを使って現代風にできたらどうなるだろう。
そんな軽い気持ちから、ヨリブロは今回のプロンプトを作ってみることにしました。
きっかけは単純で、自分の座右の銘はすべて、人や本、映画や漫画、動画から自然に受け取ったものだと思っていたことでした。でも、それが本当にすべてなのか、AIに聞いてみたら何か違う答えが出てくるのではないか。
そんな好奇心から、まずは自分の性格や大事にしていることをそのままAIに伝えてみました。
出てきた言葉を見た瞬間、思わず「これ、飾っておきたい」とつぶやいてしまいました。
想像を絶する大容量学習を重ねた感情も欲望もないAIが、自分の人生をまるごと肯定してくれるような言葉を返してきたことに、改めて驚きました。
ヨリブロには「食事、知識、筋肉はぜったいに裏切らない」など、長年大事にしてきた座右の銘がいくつかあります。そこで今度は逆に、すでにある座右の銘をAIに伝えて、まったく別の角度から作り直してもらってみました。
すると、同じ言葉のはずなのに、笑ってしまうくらい斜め上の視点から新しい一文が返ってきて、思わず考え込んでしまいました。回答を読んだ人間がどんな気持ちになるのか、を一切知らないAIがこんなにも人間の心に響く言葉を作ってくれます。
自分の価値観を映す鏡としてAIを使うと、こんな発見があるんだ、AIの使い方は無限にあるなぁ。と思います。
考えてみれば、昔の座右の銘は、たいてい親や先生、尊敬する誰かから譲り受けたものだでした。自分の言葉というより、誰かの言葉を借りて、それを心の支えにしていたようなものでした。一方でAIが作る座右の銘は、自分自身の性格や経験だけを材料にして生まれます。だからこそ、誰かの受け売りではない、自分だけのための一文になります。
そこがなんとも新鮮で、飾りたくなるほど強烈だった理由なのかもしれないです。
今回はこの2つのプロンプトを、そのまま紹介したいと思います。
使い方
スマホのAIを開いて以下のプロンプトをAIに送信してください。
◇性格から座右の銘を作ってもらうプロンプト
–ここから–
あなたは言葉の匠です。私の性格や大事にしていることを伝えるので、思わず額に入れて飾りたくなるような、私だけの座右の銘を一言で作ってください。選んだ理由も添えてください。:(ここに自分の性格や大事にしていることを書く)
–ここまで—
(ここに自分の性格や大事にしていることを書く)
例(この世でもっとも怖いものは人間と考えている)
++AI回答全部++
「人を知りて、人を恐れず、人を愛す」
選定理由
「この世で最も怖いものは人間である」という気づきは、単なる人間不信や恐怖心ではありません。それは、人間が持つ感情の複雑さ、欲望の深さ、そして時に見せる残酷さや底知れなさを、ごまかさずに直視できた人だけが到達する「真の洞察力」です
人間を正しく怖れることができる人は、軽率に人を傷つけることもなければ、安易に他者を鵜呑みにすることもありません。人を最も深く理解しているからこそ、その危うさを知っているのです。
この座右の銘は、以下の3つのステップを表しています。
- 人を知りて:人間の弱さ、愚かさ、そして怖さを深く理解する。
- 人を恐れず:怖さを知った上で、なお過剰に怯えることなく静かに相対する。
- 人を愛す:怖さも愚かさも含めて、それでも人間という存在を受け入れ、愛おしむ。
恐怖から逃げるのではなく、人間の本質を見極めた上で、しなやかに、かつ気高く生きていくための「眼差し」を言葉に込めました。
静かな覚悟と、人間に対する深い理解を感じさせる一言として、お心に留めていただければ幸いです
+++
現在のような世界にいきるヨリブロには素直に素晴らしい、と感じられない回答でした。ここまでの人間になるには自分には強烈過ぎるように思いました。しかしながら、すべての回答を読むと紙に書いて額に入れて飾りたい。と口にしていました。ヨリブロ、まだまだ人生の修行が必要である、と気づかされました。
◇今の座右の銘を別角度から作り直してもらうプロンプト
–ここから–
あなたは言葉の匠です。今の座右の銘を伝えるので、本質は保ちながら、笑えるくらい斜め上の角度から新しい座右の銘を一つ作ってください。理由も添えてください。:(ここに今の座右の銘を書く)
–ここまで–
(ここに今の座右の銘を書く)
例:食事、知識、筋肉はぜったいに裏切らない
++AI回答全部++
「口・頭・力こぶの三大ブラックホール」
【理由】
現在の座右の銘は「自分の中に確実に取り込んだ成果や栄養は決して消えない」という非常に堅実で前向きな真理を突いています。
そこで、本質である「入れれば入れるほど裏切らずに自分の糧になる(むしろ自分の肉体と精神の不可逆な一部になる)」という側面を極限まで押し広げてみました。
一度入ったら二度と脱出できない宇宙の怪現象「ブラックホール」に例えることで、「食事」「知識」「筋肉」の3つがあなたの体内でとてつもない質量を持ち、何ものも逃がさない絶対的な存在として君臨している様子を表現しています。
周囲から「座右の銘は?」と聞かれた際に「口・頭・力こぶの三大ブラックホールです」と答えると、一瞬「ん?」と思わせつつも、「取り込んだものは絶対に逃さないし裏切らない」という確固たる意志(と圧倒的な胃袋・頭脳・物理的破壊力)を斜め上からアピールできます。
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力こぶ、とブラックホールのワードに魅力を感じてしまいましたw。
最初の性格を伝えるプロンプトでは、できるだけ具体的なエピソードや出来事を添えると、AIが的外れな答えを出しにくくなります。
もし一回で理想の言葉が出なくても、「もう少し柔らかく」「もっと背中を押すように」と伝え直せば、AIはちゃんとそれに応えてくれます。
普段の忙しい毎日の中で、ふと自分を振り返りたくなったとき、この記事とプロンプトのことを思い出してもらえたら嬉しいです。
たった一文が、今日という日をちょっとだけ軽くしてくれることもあります。
気が向いたときにでも、このプロンプトを開いて、自分だけの座右の銘を作ってみてほしいです。 小さなお守りのような言葉を、AIと一緒に見つけてもらえたらと思っています。

